生産性が必要なときに聴く音楽ジャンル4選
何かの作業をしながら音楽を聴くことは、完全な没入を妨げることもあるので、認知労働の助けになるとは言えない。それでもなお多くの人が作業中に音楽を聴くのは、単に背景音を埋めるためか、その音楽がもたらす親しみやすさと安定感のためだろう。私もそういう理由で音楽を探して聴いている。開発をしたりブログ記事を書いたりするとき、本当に効率が必要ならホワイトノイズを流すが、余裕があるときは次のようなジャンルを選んでいる。
ローファイ
コロナ・パンデミックのときに大きく成長したジャンルで、私もそのとき初めて触れ、その魅力に惹かれた。ローファイは明確な起承転結がなく、単純なメロディが繰り返されるのが特徴であり、その性質上、集中力をあまり必要としないため、安定感のあるホワイトノイズ程度の役割を果たしてくれるのが利点だ。その一方で、完全な無音状態の静寂は埋めてくれるので、BGMとして流しておくのに気軽でよい。
私は有名なローファイYouTubeチャンネルのLofi Girlを訪れることもあるが、ライブストリーミングで流れる曲をきっかけにKulpa、l’Outlander、Sleepy Fishなどのアーティストの曲を探してプレイリストを作って聴いている。中でもThe Past, The Present、Valentineなどが良かった。
メモしておくもの
| 曲名 | 本文に追加された年 | 備考 |
|---|---|---|
| Falling Star | 2026 | |
| oyasumi | 2026 | 高い高点。『超空間』を読んでいる間ずっと聴いていた |
ヌジャベス
ローファイから派生した文脈で知ったジャンルだ。叙情的なビートに端正なピアノ、サックス、フルートなどの楽器の組み合わせが心地よく感じられ、そして意外にもこの組み合わせが落ち着いた雰囲気を作り出してくれるので、よく聴いている。ヌジャベスの曲はそれ自体でも良いし、違った雰囲気が必要なら別のバンドが演奏するカバー映像も探して聴くのに適している。中でもCounting Stars、A Day By Atmosphere Supreme、Aruarian Danceあたりを気持ちよく聴いている。
面白いことにyes24のヌジャベスプレイリストというものがあり、実際に雰囲気が静かで落ち着くので、本を読むときに特に合う。30分〜1時間分のプレイリストを作っておき、ルーティンがひと回りしたら少し休んでから読む、という形で活用するのに適している。
メモしておくもの
| 曲名 | 本文に追加された年 | 備考 |
|---|---|---|
| Luv(sic) feat.Shing02 | 2025 | |
| Beat laments the world | 2025 | |
| Other Side of Phase | 2025 | |
| The Final View | 2025 | |
| Far Fowls | 2026 | |
| Horizon | 2025 | 低い低点。叙情的な雰囲気のおかげでいつ聴いても飽きない |
| Feather | 2026 | 同じく雰囲気が叙情的でやや夢幻的なので低点が低い |
ポップス
ポップスは私が長く楽しんできたジャンルだ。例に挙げたコニー・タルボットの曲から、エド・シーラン、マルーン5、コールドプレイ、アヴィーチー、ウィークエンド、ファレル・ウィリアムス、コナン・グレイ、トロイ・シヴァンなど、多くの歌手のさまざまな曲をすべて好んでおり、またマイケル・ブーブレ、ビージーズ、ビリー・ジョエル、ビートルズなど父の世代の伝統的な曲も抵抗なくよく聴いている。
ポップスには認知度の高い曲が多く、メロディとビートが明確であるためか、素早い雰囲気の切り替えが必要なときに聴くのに適している。それぞれある程度は外国語を知っているが、あくまでも教養の範囲であるため、歌詞が聞き取れないという点もポップスを聴く理由だ。ただし、少なからぬ曲が刺激的で集中を妨げるという感触はあった。
さらに紹介するなら、意外にもJPOPもポップスと同様にメロディラインが明確でインパクトがあり、似たような用途に活用しやすい。特にバウンディの踊り子、恋風邪にのせてあたりが聴き心地よかった。
メモしておくもの
| 曲名 | 本文に追加された年 | 備考 |
|---|---|---|
| Stayin’ Alive | 2026 | |
| The Nights | 2026 | |
| As It Was | 2026 | 低い低点。繰り返されるメロディのおかげで思考を空にするのに適している |
| Until I Found You | 2026 |
映画OST
ある特定の場面の雰囲気を借りたいときによく利用する。たとえば、『セッション』のキャラバンはよく使うのだが、キャラバンには物語に対する映画の独特な結末が凝縮されており、またそのような結末の雰囲気と意味を比喩的に思い出させてくれるからだ。ドラムの音が高まりゆくなか、厳かな気持ちで心を引き締めている自分に気づくことができる。
ジブリアニメーション音楽で有名な久石譲の曲も無難に聴きやすい。あまりにも有名だが、月並みというよりはクラシカルな印象を与え、キャラバンと同様に歌詞のない曲がほとんどなので、映画を観るときのようなのんびりした気持ちで作業に臨める。
ほかに聴く曲としては、『ラ・ラ・ランド』のCity Of Stars、『はじまりのうた』のLost Stars、『ミー・ビフォア・ユー』のPhotographあたりがあるだろうか。映画から離れて、それ自体としても探して聴く価値のある選択肢だ。
メモしておくもの
| 曲名 | 本文に追加された年 | 備考 |
|---|---|---|
| TENET OST | 2026 | |
| California Dreamin’ | 2026 | 『重庆森林』メインOST |
| ひこうき雲 | 2026 | 『風立ちぬ』メインOST |