@hyngng.essay
エッセイと思いを記録しています。
記事一覧
オブジェクト指向設計とSRP、DIP原則について
3ヶ月前に投稿
自分がどこら辺にいるのかはわからないが、知の4段階に譬えると意識的有能くらいの段階ではないかと思う。まだ何が良い設計なのか展望する眼はないようだが、そんな中でわかったようなことが少しずつ生まれていて、そのうちのいくつかはちょっと面白い考えが浮かぶ。 オブジェクト指向が考案された背景や、オブジェクト指
「自らに与うる書」を読んで
4ヶ月前に投稿
書名は「自らに与うる書」だが、広く『瞑想録(Meditations)』として知られているため、本稿では瞑想録で統一する。実際、原著が書かれた時代があまりに古いため、瞑想録というブランドそのものに警戒心があった。まず、古い創作物の手法や題材自体が古びて見えるように、古い哲学も現代の感性と乖離があるので
孫子兵法:世の中のすべての戦略と戦術を読んで
7ヶ月前に投稿
書名は孫子兵法だが、単なる翻訳書ではなく歴史学者の林容漢が孫子の短い命題に長い注釈を付けて編んだ書である。そのため、孫子兵法というブランドに対してある程度の仮定的信頼を持つ読者を前提に書かれた本という印象がある。本書が扱う内容はおおむね広く浅いが、だからといって深さが客観的に浅いわけではない。ただし
フルサイズ代替としての富士フイルム X-E5 使用記
7ヶ月前に投稿
正確にはフルサイズフォーマットに失望したと言えます。かつての35mmフィルムフォーマットをデジタルに移したという概念そのものへの追従感もあり、「APS-Cでカメラに入門し、後でフルサイズに移行するのが王道」という有名な言葉に惑わされた背景もあって、この一年ほど初めてのメインカメラをフルサイズで使って

バレリーナ:ジョン・ウィックシリーズの完成形スピンオフ
1年前に投稿
ジョン・ウィック4で大叙事詩が完結するのを見て、私はジョン・ウィックの次回作への期待を断念した。惜しさはあるが、ジョン・ウィックシリーズはこれ以上の修正なく、このまま完結する方がいいという考えからだった。案の定、次回作の話は聞こえてきたが、本編の続編ではなくスピンオフだった。スピンオフ作品が出るとい
李錫明教授が編んだ老子を読んで
3ヶ月前に投稿
本書は道徳経原本に対する注釈書である。あまりにも遠い昔に著されたため、今ではウィキソースなどで全文を読むことができるが、詩的韻律のために意味を大きく含蓄させてあり、どう内容を把握しても現代人の立場では乖離を感じる部分が多く、独力で読解するには大きな負担がかかる。そうした文脈で私が読んだ民音社の老子は

1年8ヶ月の社会服務要員勤務の記録
6ヶ月前に投稿
訓練所の一ヶ月を除き、1年8ヶ月のあいだに多くの経験をした。アーカイブ傾向の強い自分のブログの特性上、その間のすべてをありのままに包み隠さず記録したいところだが、兵務庁と機関に問い合わせた結果、双方の立場を困らせることになりかねないようだ。 特に兵務庁の職員との面談を通じて伝えられた立場は、兵務庁は
カミュの眼差しで見る12世紀高麗の外交路線
11ヶ月前に投稿
20世紀フランスを代表する作家であり実存主義の思想家であるアルベール・カミュは、「人生に生きる価値はあるのか」という根源的な問いからその哲学を始める。彼が見出したのは、意味を探求する人間の熱望と、それに対して沈黙する非合理な世界との間の、避けがたい対立である。根本的に不安定な関係のなかで、人間は明晰
生産性が必要なときに聴く音楽ジャンル4選
1年前に投稿
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